瞳を閉じて、思い浮かぶ顔は、やはりこの前別れた恋人の顔である。
何度も何度も恋人恋人と、どれだけ引きずっているのかと思うかもしれないが、まだ別れてから4日目である。
そりゃ、顔が浮かぶのも仕方がないのだ。
別れた翌々日までは、幸せで楽しかった思い出ばかりが瞼の裏に映った。
私の中の大事な部分がぽっかりと空いたような寂しさがあった。
だが今はそれだけではなく、冷静に彼のことや彼との思い出を考えることができるようになってきた気がする。
優しく、気が利いて、私のことをよく見ていた。
私のために努力してくれる彼が好きだった。
気が弱く、自分の意見を少ししか言えず、我慢していた。
良い彼氏であろうとしたが、それができない自分が嫌になったのだろう。
私はいつしか、できない課題を背負わせる"敵"になってしまっていたのだ。
あの時、こんな話ができていたら。
こんなふうに聞けていたなら。
彼は本心を話してくれたかもしれない。
答えの出ない自問自答を繰り返している。
1/24/2025, 3:50:42 PM