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純血ではない俺はこれまでも、ここからもずっと、この地を納める聖巫女になる彼女の従者になることはない。今のように傍にいられることもきっとなくなる。それはずっと前から分かっていたことだ。少しでも彼女と顔を合わせても問題ないほどの地位を得ようと、鍛錬を積めば積むほど彼女との身分差に打ちひしがれる。ただただ自分の力の無さに絶望しても、歯を食いしばって前に進むしか方法はなかった。

それなのに、これは一体何の罰だろうか。


異世界から召喚されたぽっと出の女に彼女が聖巫女の座を奪われるなんて誰が想像していただろう。

7/13/2024, 5:39:17 AM