橙色

Open App

「ずっと隣で」

 「きれいな景色を君の隣で見ていたい。幸せも悲しみも、ずっと君の隣で感じていたい。」
 そう、僕は君に告白した。その言葉の通り、僕たちは辛い時も楽しい時も隣に寄り添って乗り越えてきた。
 それは、今も変わらない。夏の暑さなど比にもならないような高温の部屋の中、静かに横たわる君の隣に僕も横になった。眩しいはずなのに視界は煙で白く染まり始め、隣の君の存在すら曖昧にしていく。手探りで君の手を握り僕もそっと目を閉じた。
 ずっと君の隣で。それは、どんな時だって変わらない。

3/13/2026, 1:10:58 PM