茶園

Open App

どこまでも無限なる青い空

・青い空は常に純粋である。海の青をそのまま受けて青く広がっている。
 下界でどんな悲しいことがあっても、卑劣なことがあっても、空はそれを受けて汚れることはない。
 また、下界が車の煙やら何やらで空気が汚染されても、空はそれを受けて汚れることはない。
 さらに、今の海はゴミで昔ほど綺麗ではなくなったが、空は無垢だった頃の海を覚えているようで、海の綺麗な部分を変わらず映し続けている。
・空は“空”という言葉こそはあるが実体はなく、そのまま宇宙へと繋がる。空からしたら、下界の汚れた部分は小さすぎて分からないのであろう。

・午前のみの授業が終わり、下校のため学校を出た一人の少年。秋なのに暑くて、上着を脱いだ。
 地面が白く輝き、草や小屋が色鮮やかに光っている。汗を拭い、上を見上げると、どこまでも青い空が広がっていた。
 今日も平和で良い日だなと思い、のんびりと家へと向かった。

10/23/2022, 5:06:10 PM