柔らかな体に触れる。
胸がうずくほどきめが細かくてさらりとした触り心地だった。
細い身体が飛びついてくる。
白い花のような香りがして、その後に甘い。
信じられないほどに心が乱されて、ひどく乱暴に抱き返した。子猫のような悲鳴に似た声が上がったけれど、黙らせるように口を封じる。唇の柔らかさを堪能した。彼女の香りが一層強くなる。待ち震えていたのか、薄い舌先を探り呼吸ごと吸い上げた。
すぐに苦しげに抗議しだして軽く殴ってくるけど、彼女の弱いところを撫でさすると、腕の中で溶けるように大人しくなっていった。
7/9/2024, 3:17:02 AM