雪(オリジナル)
冬の夜。
外をトボトボと歩いていた。
吐く息が白く、寒い。
公園を出てからずっと泣いていた。
涙で頬はバリバリだ。
深夜呼び出された公園で、彼氏に別れを告げられた。
25歳から13年、長く付き合っていて、このまま結婚するんだろうと思っていた。
しかし、彼は既婚者だった。
しかも、奥さんと別れる気は全くない。
裏切られたと思った。
私の13年を返して欲しい。
意気消沈する私の靴に、何かがふわりと落ちた。
見上げると、雪。
多量の雪が、ふわふわと降り始めていた。
天気予報では朝まで降ると言っていた。
私はキツく目を閉じ、顔に雪を浴びながら、天に祈った。
どうかこのまま降り続け、公園にある彼の遺体や私の痕跡を全て消してくれますように。
1/7/2026, 11:44:00 AM