あかる

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 月夜、夜勤の途中で抜け出し、夜食を買いに行った時、目の前に現れた月がいつもより大きかったのを思い出す。

 スーパームーンという、地球に一年で一番近い位置にいて、大きく見えることを指すらしい。当時はまだテレビでも言っていなっかたが、今では当たり前のように言っている。

 最近ではブラッドムーンと、赤い月のことをそう呼んでいるのを聞いたことがある。まだお目にかかっていないが、機会があれば見てみようと思う。

 月を見ると、ウサギが餅つきをしているように見えるらしいが、私にはどうしてもそう見えない。想像力が欠如しているのかもしれない。

 今まで月見をしたことがない。当たり前のようにあるし、風景の一部としか認識していなかった。月を見て感情を揺さぶられることも無かった。

 こうして題材として出されて、初めて自分にとって月の存在が、ありふれた日常の風景の一部だと分かった。

 月がなくなったら、自分はどう思うのだろう。そうなった時、何も感じないのか、それとも悲しむのか。少し興味が湧いてきた。

 

3/7/2026, 12:19:12 PM