平和とか幸せとかそういう言葉を投げかけられると僕みたいなひねくれ者は真っ先に拒絶反応を示してしまう。
現実はいつだってうだつが上がらない。働かなくちゃご飯は食べられないし、どんなに綿密に計画を描いても成し遂げることなく、ベッドの上の妄想に終わる。
他人と比べられることが怖くて、「あなたとは違います」って顔して生きている。その実、当たり前みたいな顔をして人を嘲る。自分の矮小さに目を瞑って。
「小さな幸せ」と言われて、「小さな」という言葉が気に食わなかった。大したことがないように、控え目そうなふりをしている。
幸せが幸せであることに変わりはない。感情や感覚に客観的な基準はない。だからそれは人に語るための幸せだ。他人に語るための幸せだ。
ある人が語る小さな幸せが別の人にとっては一生をかけてでも手に入れたい幸せなのかもしれない。それは言い過ぎかもしれないが、「小さな幸せ」という言葉が僕のように自分の矮小さを隠して、人を見下しているかのように感じてしまう。
ごめんなさい
3/28/2025, 6:18:57 PM