郡司

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ドラえもんのタイムマシン。のび太くんの机の引き出しが出入り口。はて、あのタイムマシンで行く先は、同一時間ラインの未来や過去なんだろうか?

ドラゴンボールのブルマの未来は複数のパターンがあるように描かれていた。苦労を重ね、息子を過去へ送り出したブルマと、夫ベジータとめっちゃ良い関係でいる幸福なブルマ。

ターミネーターもタイムマシンみたいなのがあって、それが物語を複雑にしていた。ゲーム「エルシャダイ」なんて何回も時間を巻き戻してコンティニュー。大丈夫だ問題ない。略して大問題。

実際問題として、時間経過感覚は戻らないし、簡単に戻るなんてイヤだ。想像してごらんなさい、悪酔いして吐いたものが戻ったり、トイレでスッキリしたのに戻るとか、頭痛をやっとやり過ごして安らいでいるのにまた戻るとか、はっきり言って悪夢だ。
だいたい、いろいろと「良さげな部分」だけが注目されていることと、「イメージ的に忌避する部分」だけが注目されていることと、何かにつけて偏りを感じるのは私だけじゃ、ない、はず…。

そういう部分が取り沙汰されるとき、大抵、「自分たちは生きもの」という事実が置き去りにされている気がする。私達は皆、身体という物理的対応物に感覚フィードバックを得ているのだ。「記憶は何のためにあるの?」というよい子のギモンには、名だたる大師たちがしれっと答えを落としてくれているから、それを参照するのが良い。

タイムマシンがなくても、跳ぶべきハードルは何処にも逃げたりしない。よき思い出は思い出だから心を支えるものになる。大丈夫だ問題ない。本当に。

1/22/2024, 1:12:31 PM