「ねぇ!此処すごいよ」
君の手が、俺の腕を掴む。
君の周りはずっときらきらしていて、見たくないほどに、眩しい。
「そうだね、すごいねえ」
君の隣に寄って、反対の手で、頭を撫でる。
さらさらとした触り心地が良い。
それでいて、ちょっと癖毛なところとかふわふわしているところとかが好きなんだよね。
「もう!なんだよ、子供扱いしてるわけ?」
あぁ、いけない。子供扱いされていると感じたのか君は少し怒ってしまった。
「そんなことないよ。ただ、無邪気でかわいいなって」
目を見てそういうと、君は頬を紅色に染める。
「は!?そういうところだろっ、ばーか」
そう言いながら、繋いでいる俺の手をぶんぶんと振り回す。
頬をぷくーっと膨らませて、こちらをにらみつける。
本当に、可愛い。
また、君とこの景色を一緒に見れたら良いなあ。
3/21/2025, 10:30:43 AM