伊藤透雪

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雪明りの夜


軋む雪道を歩く
鼻を突き上げる寒さを
両手袋で覆いながら

私は今日家族と別れ
ひとり街に出る
新しい生活を作り
前へ進むために

見上げる空に三日月
が煌々と光り
早々と暗くなった雪国を
見下ろしている細い目
足元が微かに白く浮かび
足跡をくっきりと見せる

後悔しないか
出ていく寂しさを置いていく心
の隙間に明日を埋めよう
顔を上げて白い息をはいた

12/27/2025, 1:44:55 AM