tat

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「さみぃ」
「冬だから」
「猫飼いたい」
「突然すぎてわかんない」
「ふわふわであったかい」
「すごく短絡的」

脳直の会話をしながら冬の昼間を歩く。ふと隣のヤツのコートのフェイクファーが太陽の光に金色になってて「ねこ」と思った。
脳直で行動する。歩きながら顔をフェイクファーに突っ込むと、相手は重みに少しよろめいた。

「うわ、重」
「ねこ〜…じゃねぇ、太陽の匂…いでもねぇ……ほこりっぽい」
「マジで殴る」


2024/02/22 太陽のような

2/23/2024, 1:09:50 AM