巡り合い
「心のサビ」
物心がついた頃から、死にたいって気持ちで溢れた。
それは、大人になった今でも消えることのなく、むしろ、
さびてこびりついていた。
今日も、明日もその次も、平凡な日々が続くだろう。
なにもない、普通の一日。
起きて寝て、起きて寝て、、、それを繰り返す休日。
寝坊して怒られ、会社に行き、りかいできない、集中できない仕事と、
パソコンと、ただ見つめ合う平日。
寝ることは好きじゃない。することがないだけ。
集中しないんじゃない。できないだけ。
会社員になったばかりの頃は、これを胸に頑張ってた。
だけど、錆びついた今では、これすら言い訳に聞こえて、自分が憎らしい。
あるとき、部長が言った。
パソコンとにらめっこ、そんな楽しい?
聞かなくてもわかるだろ。
社会は、こんなくだらないことが求められる。
おもろいこと言ったやつがいいやつだとか、煽るのが上手いやつが一緒にいて楽しいだとか。
人によるだろ。なんだよ。
自分の心は、日に日に、さらにさびていく。
限界ですって宣言するように、金具がキィキィいう。
その音がうるさくてたまらなくて、
目から、゛涙゛というオイルをさして、
すこしでもマシにしようとするんだ。
こんな毎日が、いつかは幸せになる。
努力は、報われるのだから。
今日もいい天気だな。
こんなに照らされたら、
溶けちゃうよ。
4/24/2025, 1:47:03 PM