《守ること、守られること》
(刀剣乱舞/明石国行)
明石国行という刀は、普段はやる気が全くないのにも関わらず、蛍丸と愛染の同派に対してだけは少しだけやる気をだす刀である。
特に蛍丸については【大事にする】という意識があるように見受けられた。
それは愛染から蛍丸への態度も時折同じように見えた。
2振りにとって蛍丸は【大事に守るべき存在】なのだろう。
けれども蛍丸は決して弱くなどない。ああ見えても大太刀なのだから、腕っ節は2振りよりある。
では何故か?
あくまでこれはある審神者にとっての憶測だが、
現世においての蛍丸という大太刀は【所在不明】なのだ。
かつての大戦後に接収され、行方知らずの大太刀。
『もう二度と会えないと思っていた同派の仲間に会えた』となれば、大事にするのも道理なのではないか、と。
明石に関しては、大事に守られ続け、国宝に成るほどの美しい姿を保っている存在。
大事にされてきたからこそ、その心を誰よりも知る刀。
あの飄々とした姿の奥底には、人知れず抱いている想いがあるのではないだろうか。
9/20/2024, 12:30:29 PM