♯4 「突然の君の訪問。」
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
何も無い。
家具も家電も、カーペットも窓も。
ただ白いばかりで、ただそこにぼくが居るだけで。
することが無い。
じゃんけんかあやとりか、指スマでもしてみようか。
……。
──────。
分からない。
思い出せない。
吐き出したい。
どうか僕を肯定して。
いたかったんだ、すごく。
「 。」
そう言うぼくが、ただそこに居た。
「───!」
「───!!」
騒がしさに目を覚ます。
白い天井に白いベッド。そして点滴。
ああ、そっか
おはよう僕。
ありがとう。
いつかの日に突然現れたぼくに、お別れを告げた。
8/28/2023, 1:36:23 PM