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「私とあなたじゃ住む世界が違う 第二十六話」

子供のゲームプレイヤーの騒動から数週間、しばらくは平穏な日々が続きました。
「この前は、子供がエライ大騒ぎして大変やったな…何やってんやろな?」
「子供達に技使おうかかなり迷ったけど…結局、使っちゃった」
スノーとスカイは森の中で談笑していました。
「だろうと思ったわ。あの竜巻見て確信したし…(コイツ怒らすとあと怖いからな…)」
「物が大量に破壊される前で良かったー」
スノーは苦笑いでした。スカイは笑顔でした。
「ちょっと、あの子達蹴散らしたのアンタ達でしょ?」
薄いベージュの肌、黒い大きな目、黒髪のロングのポニーテール、中肉中背のフェミニンスタイルの清楚なお嬢さんの女性は木の上に立っていました。
「うわっ、誰や?!」
「私はドリームレース。ナイトメア様の手下よ!」
「何か、弱そうな敵やな…」
「弱そうとか言わないで。私だって、好きで格上と戦いたい訳じゃないのよ!」
スノーのツッコミに対してドリームレースは涙目でした。
「ナイトメア様の命令なのよ!子供達をゲームの動画で釣って、この世界に集めるの大変だったんだから…」
「あの…すごい迷惑だから、卑怯な手は使わないでね」
「スカイ、敵に対して優し過ぎやぞ…」
「水色の髪の方は、馬鹿強いのは分かったから…白い髪の方と勝負よ!」
ドリームレースは、スカイには勝てないと思い、スノーに戦いを挑みました。
「…エエんか?オレ、水色より強いで?」
スノーは、表情に影を落としました。
「(マズイのと戦う事になった…でも、コッチには奥の手がある!)」
ドリームレースは、袋の方を見ました。
「良いわよ。白い髪と勝負よ!」

「じゃあ、ドリーム何とかとやら…勝負や」
スノーは、ドリームレースとの勝負に応じました。
「でも、ちょっと待って。こんな所で戦うよりは道場の方で戦った方が、良いんじゃない?」
スカイは、スノーの方を見て提案しました。
「それも、そうやな。見物人もぎょーさん集められるわな」
スノーは、イタズラっ子の顔をしていました。
「さっきから、何コソコソ話してるのよ?」
「ドリーム何とか、悪い!道場まで来てくれんか?」
スノーは、ドリームレースを道場まで誘いました。
「何か分からないけど、望む所よ!」
スノーは、ドリームレースを道場まで連れて来て、スカイは、事情を説明してマンションの住人達を集めました。
「何やソレ?!面白そうじゃーん?」
「やろーぜ!みんな!」
ノアールとスカーレットはノリノリでした。
「祭りか、エエやん!」
「オーシャンさん、ノリノリですね!」
スプライトはハイテンションでした。
「何か、スゴイ人が集まって来てるけど…ソレに皆、武器持ってない?」
ドリームレースは、青ざめていました。
「じゃ、勝負やな」

スノーとドリームレースとの戦いが始まりました。
「いざ、レッドサンダーボルト…」
ドリームレースは技を放とうとすると、スノーは物凄い勢いで反撃を仕掛けて来ました。
「アイスピックブリザード」
「うわぁぁああ!強すぎだろ、コイツ」
ドリームレースは、スノーの攻撃に圧倒されていました。
「アイスピックブリザードは、敵を大量の太い氷の針で突き刺す技や。周りの人間も武器を突き刺しとるし、大変やな」
「フン、コレで駆け引きは上手だと思ってる訳?コッチも駆け引きを使わしてもらうわよ?」
ドリームレースは、そう言うと袋から、薄いベージュの肌、茶色い大きな目、薄い茶色のロングのウェーブヘア、痩せ型でロリータファッションの華奢なお嬢様の高校生くらいの少女を出しました。
「んん〜…」
「この女は、私が倒れたと同時に爆発するわよ?」
「何や?どうせ、その子もナイトメアの手下か何かやろ」
スノーは、ドリームレースにトドメを刺そうとしました。
「スノーさん!その子は梨々華って言って、私の友達なんです!助けてあげて!」
志那は、とっさにスノーを止めました。
「ドリーム何とかとやら、卑怯な手、使いやがって…」

9/24/2022, 10:54:41 AM