じゃり。足の下で霜柱が砕ける。
霜柱は十センチほどあっただろうか。わたしの幼い頃はまだ地元でもよく見られたし、雪も降った。
霜柱の記憶は幼稚園バスと繋がっている。
バスの送迎のところに空き地があって、そこの端が霜柱が多かった。小さなわたしは足で砕いて束の間の朝の時間を楽しんでいた。
その頃わたしの面倒を見てくれていたのは、わたしの誕生日に亡くなった養母だ。幼稚園年少までお世話になった。幼稚園ではお弁当が食べられず、ずっと休み時間返上で部屋に残されて、トラウマになった記憶が残っている。
あと、人には言えないようなことも幼稚園であった。
養母にも言っていなかったし、今でも誰にも話していない気がする。
【霜降る朝】
11/28/2025, 10:38:42 AM