綺麗な夕焼けが地面に模様をつくる。
商店街で買った鯛焼きとコロッケを、晴と凪はそれぞれ口に含みながら道を歩いていく。
雑談しながら歩く道は、時の流れがはやく感じる。
二人が口に含んだものを完食する頃には、辺りは薄暗くなっていた。
蝉の鳴き終わる声と、それぞれの帰路につく様子から夏の終わりを感じると、晴は鯛焼きの包み紙をゴミ箱へと捨てた。
こんな、なんでもない日が続きますように。
微かな祈りは夜の帷を下ろし、生ぬるいような風のみが近くに残っていた。
#special day
7/19/2025, 10:36:41 AM