テーマ:「また会いましょう」
出会いは何時でも「気づいたら」で、別れは何時でも「気づきたくなかった」で。
しょうもない言い回しだとは思うが、しょうがないことなのだ。
美しい夕焼けは見届けるよりも前に指先がかじかんでしまうものだし、
道端に咲く花を愛でる私に、路行く人たちは耐え難い視線を投げかける。
巡り回るのが当世の理であり、動き続けるのが当然の常識なのだと思う。
未熟な精神への表れのようなものとして、成熟した結論のようなものとして、
その場でずっと立ちすくむようにする恐怖と、そばに居続けれない寂しさの中間の気持ちで、
無理矢理に世界を一枠の感動に収め、
祈るような、言い訳のような言葉を、
人知れず、呟く。
愚かなのか賢いのかは良く分かっていないことなのだけれど、
ただ、
納得の域には達しているのだと
それだけは、感じている。
11/13/2024, 10:40:34 AM