No.3『無題』
散文 / 掌編小説 / 散文詩
朝起きてすぐ、わたしはいつも絶望感と喜びの両方を味わう。さっきまで見ていた悪夢から逃れられた喜びと、今日も生きていたことへの絶望感とをだ。
夜眠る時はいつも、このまま目が覚めなきゃいいと願うのに、悪夢を見ると今すぐ夢から醒めてと目覚めを乞う。
そんな光と闇の狭間で揺蕩(たゆた)うわたしは弱い。
強くなる方法を見い出せなくて、今日もわたしは光と闇の狭間で項垂(うなだ)れる。
お題:光と闇の狭間で
12/3/2022, 2:38:25 AM
No.3『無題』
散文 / 掌編小説 / 散文詩
朝起きてすぐ、わたしはいつも絶望感と喜びの両方を味わう。さっきまで見ていた悪夢から逃れられた喜びと、今日も生きていたことへの絶望感とをだ。
夜眠る時はいつも、このまま目が覚めなきゃいいと願うのに、悪夢を見ると今すぐ夢から醒めてと目覚めを乞う。
そんな光と闇の狭間で揺蕩(たゆた)うわたしは弱い。
強くなる方法を見い出せなくて、今日もわたしは光と闇の狭間で項垂(うなだ)れる。
お題:光と闇の狭間で
12/3/2022, 2:38:25 AM