澄み渡る群青の空の下では、何が行われているのか。
雄大な自然界がただ広がっている。鳥たちがただ静かに飛んでいる。
木々が広がっている。大森林を構成している。海が広がっている。何もかもがただ広がっている。
川はただ流れ、風は穏やかに吹き、魚や動物たちは楽しそうに泳ぎ、じゃれ合っている。
聳え立つ木々も、木漏れ日を生み出して木陰を作っている。
それはある一つの未来。人間がいなくなった地球。その支配者は動物たち。
戦争で荒廃した大地は、今ではもう植物たちが満ちている。汚染された海もすっかり碧さを取り戻している。
かつての凄惨な状態を知る者は誰もいない。人間はもう死に絶えてしまった。それは残酷な結末だろうか。自業自得の結果でしか無いというのに。
その結果を見て、傍観者はどう思われるのか。あるいは何も感じないのか。それは誰にも分からない。
ある意味においては、これは未来の枝分かれ。しかしそれは、ある狂人が視た幻想でしかない。幻想を綴っただけのものでしかない。
誰からも理解されること無く、ただ思考を紙に書き留めたものかもしれない。
傍観者もいない。どう感じるかなんて知ったことでしかない。共感されない哀しき狂人は自嘲をただ繰り返している。有ったらいいという未来でしか無い。
それはつまり、狂人による未来妄想という名の幻想。あるいはそれすらも閉ざされたままーー。
ーー澄み渡る群青の空はすべてのものを内包している。それは現実にあるのか。それとも幻想にあるのか。それは誰にも分からないーー。
12/21/2024, 11:48:48 AM