桜は、良い。散るから良い。その美しい風景の余韻がまた来年も…と、思わせるから。あっという間に、過ぎゆく私の人生にきっと、同じ桜など咲かない。だからこそ、毎年僅かなその時期を心から楽しめる。けれど、桜に限らず…なのだ。同じような日々だと思っているいま、この時でさえ全く同じなど、あり得ない。匂いも、風も、雨粒も太陽の光や道端の草花も命を揺らして、囁いている。『今日という日を生きなさい』と。【お題:風景】
4/12/2025, 3:11:49 PM