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夕暮れが迫る運動場

少しづつ人数が減ってゆき、ボールを追うのは数名になる。

小石の影がそばかすのように土の上に散らばって、最後のボールをゴールに蹴り込む。
この運動場とも今日でお別れだ。

誰かと別れの会話もなく、いつものように日が暮れた。

こんな終わり方の方が僕は好きだ。

8/21/2025, 10:57:00 AM