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「紫陽花」(一行詩)

来てくれぬアナタを待つ紫陽花の群れ
 ◆
色を変え毒を持つ君と紫陽花を重ねては
 ◆
一枚の花弁に青ざめて


「あいまいな空」(一行詩)

降るか降らぬ空に焦らされ
    ◆
蛇の目傘の出番を用意してはしょんぼり雨女
    ◆
鉛色の空と珈琲を交互に見つめる待ち人来ず

6/14/2024, 11:52:53 PM