暗夜姫

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目が覚めるまでに。
目が覚めるまでに?
目覚めなくていいのに。
ずっと眠っていたいから。
そうでなかったら、
寝てる間に心臓が止まって欲しい。
もう現実なんて見たくないんだ。
ずっと夢の中でいい。
現実に疲れてしまった。
やっと居場所ができたと思ったのに。
その居場所は今では居づらくなってしまった。
居場所なんてない。
そんな優しい場所は私が入っては壊してしまう。
そんな優しい場所にいると「ここはお前のいるべき場所では無い」と言われているようで。
疲れてしまったんだ。
もうどうしようもなくて、疲れてしまった。
けれど、私が疲れたって。
何もしたくなくたって。
現実世界は回り続けてる。
だから、隠すんだ。
いつも通りに振舞って。
いつも通りに笑って。
この辛さや苦しさを悟られないように。
もうそれすら疲れてしまったけれど。
でも、やらなきゃもっと嫌われそうで。
怒られそうで、怖い。
だから、死んでしまいたい。
毎日のように死にたくなる。
一度「死にたい」と思ったら、どんどん溢れる。
どんどんとネガティブに考えて。
「私なんて」って。
もう、私なんて生きてる価値もないのに。
周りに迷惑をかけてばかりで。
猫を被らないと生きていけない。
死にたい。
もう、存在ごと消えてしまいたいのに。
私には死ぬ勇気なんてない。
私には生きる余裕なんてない。
だから、生きてる。
こんな迷惑の塊、生きてたって。
でも、死んだらもっと周りに迷惑だろう。
それに、もし、失敗したら?
死ぬのに失敗してしまったら?
余計に辛くなってしまうだけだ。
だから、それは私が我慢すればいいだけだ。
ずっと自分に言い聞かせてる。
「私より辛い人なんていっぱいいる。」
「まだまだ大丈夫だから。」
泣きたいけど、泣くのも我慢して。
誰にも話せないことだから。
何もかもを我慢するんだ。
生きなくてはいけないから。

8/4/2024, 4:18:14 AM