【※何もいかがわしいことはしていないんですが、
途中雰囲気がちょっと…。
R15くらいかもしれません。】
----------
言葉にできないほどの幸せを。
あなたと重ねる。また一つ。
昼下がりの午後。
2人で食べたお昼ごはんの食器を片付けて
リビングまで戻ってくると、
何やら小難しい本を読んでいた--が、
いつの間にかソファで寝ている。
今週は連日部下たちの訓練が入っていると
言って忙しそうにしていたし、
疲れていたんだな。
穏やかな寝顔で横たわるその姿に愛おしい
気持ちを覚え、ソファの前の床に座り、
--の珍しい様子をこっそり観察する。
可愛くて、格好良くて、立派で。
本当に素敵な、…わたしの、--。
…いや、わたしの、じゃないけどっ!
……ふと、すこやかな寝息をたてている
唇に目を奪われてしまった。
…そういえば、と思い出す。
いつか--がわたしにしたように、
わたしも指先を伸ばし、--の唇を触れるか
触れないかという力でなぞってみる。
「…ん…。」
くすぐったいのか、--が身じろぎをした。
耳にかけられていた髪が、さらりと揺れる。
……ちょっと楽しくなってきてしまった。
わたしも--の隣で横になる。
ソファは背もたれを倒していないので、
2人で横になるには少し狭い。
ぴったりと重なるようにくっつく。
再度指を--の唇へ伸ばし、触れ始めると。
「…ふ、…んぅ…。」
…夢でも見ているのか、
--がわたしの指を食んだ。
わたしはびっくりして目を見張る。
「は、…ふぁ、………。」
--はそのまま、
わたしの指を中へ誘うように
口を動かし、甘噛みして、
…指先を舌で舐めて…
その姿がどうにも、
あまりに扇状的に見えて、
わたしは身震いをする。
「…ん……。」
--の腕が伸びてきて、
わたしをぎゅっと抱きしめた。
心臓が高鳴る。
耳の近くでどきどきと音がしている
ような気さえする。
--の顔から目が離せなくなっていると。
…ちゅ…
………指を、吸われた。
あまりのことに声も出ず、
口をぽかんとあける。
…大変だ、安易に手を出すんじゃなかった。
どうすればいいんだろう。
みるみると顔が熱くなってくる。
すると--がぱちりと瞼を開けて。
…ばっちりと目が合った。
だんだんと--の顔が緩んでいき、
おかしそうに笑い出す。
「…!!…っ-、--〜〜〜っっっ!!!
いつから起きてたの!??!?」
寝てるふりしてたなんて!!
さては、ベテランの詐欺師だな!?!?
「あははっ!だって、--…!
…ふ、ふふ…。あはははっ!!」
悪戯してきたのは君の方なんだから、
おあいこだろう?
そう言われると、何も言えない。
本当に、--には敵わないな。
今日も2人で笑い合って。
また1つ、幸せな思い出を重ねた日になった。
----------
みなさん、こんばんは🌸
昨日の『春爛漫』を書きたかったんですが、
今日はどうにも疲れてしまい🥲
ちょっと前に書いたものを、
今回のお題に合わせて
ちょっと手直しして上げました。
元々つけていたタイトルは、
『重なる幸せ、また一つ。』です。
みなさん、すごくお久しぶりだったのに、
先日の
『誰よりも、ずっと』
では、以前と同じように
もっと読みたいをいただいて、
本当にありがとうございました!
覚えてもらえていたのかなと、
嬉しくなりました🌸
その際のあとがきに書きました通り、
今日、勝負をしてきました!
心の中で応援してくださっていた方、
いらっしゃいましたら
本当にありがとうございます🌸✨
みなさんが応援してくださっていたおかげか、
手応えはばっちりでした!
後は運が良いことを祈るのみです…。
皆さんに何かお礼がしたいと思い、
今回の文をupしたのですが、…
…お礼になっていると良いんですが…!
。・°(°^ω^°)°・。
『春爛漫』も、
また少しずつ書き進めていきたいと思います。
書き上がったらお知らせしますので、
また読んでやってくださると嬉しいです…🌸
今日もお読みいただきありがとうございます🌟
4/11/2023, 10:33:13 AM