欠損品

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「ちょっと咳出るぐらいで心配しすぎだよ〜笑」
いつも通り声色は明るいのに
真っ白なベッドに体を預けて
まるで何かに拘束されている様な貴女が居る

小さい頃から貴女は無理をする
その度手を貸してきたはず

でも今回は違う 規模が 絶望感が
私が入る隙も無い。

私を元気づけるための優しい嘘だ

「 本当に ずっと 一緒にいれるの ?」
「 」
「 大丈夫だよ ほらこんなに元気 」

貴女の手を握って悟った

今だけは貴女の嘘も
馬鹿らしく信じていたかった


フィクション

1/24/2025, 1:14:06 PM