生きる意味 刹那 風に乗って 楽園 カラフル 優しさだけで、きっと 二人だけの秘密 です
生きる意味
生きる意味。
わかるなら、教えてほしい。
何の取り柄もなく、社会に貢献しているわけてもない。そんな自分が、なぜ生まれたのか、なぜ生きているのか。
でも、考えても考えても答えは出ないから、だから、考えるのは止めにして、楽しむことにした。
深く考えずに歩いてる方が、気が楽だから。
刹那
どうして今まで気づかなかったんだろう。
長い間、幼なじみとして一緒にいたのに。
しかもなぜこんなとき。キミが男と一緒にいるときに気づいてしまったんだろう。
……キミの可愛さに。僕のキミへの気持ちが、幼なじみ以上だということに。
気づいたその刹那からキミから目が離せなくなり、気持ちが焦って仕方ない。
誰かに取られるんじゃないか。って。
そうなる前に、キミに気持ちを伝えようと思うのだった。
風に乗って
風に乗って、良い匂いが鼻腔をくすぐる。
「良い匂い~」
「ホント。美味そうだな」
「じゃあ、先に買っちゃおうか」
「そうだな。そうしようぜ」
花見をしに、桜並木で有名な場所に来た俺たち。
花見をする場所を探す前に、美味そうな匂いに釣られる俺たちは、花より団子だな。と苦笑するのだった。
楽園
「うわ~、キレイ」
「だろ?」
見渡す限り地面をピンク色が覆っていて、青空の下、風に揺れている。
疲れているのか、いつもより口数の少ないキミを、俺にとっての癒しの楽園に連れて来ると、曇っていたキミの顔が、太陽のように輝き出す。
「来て良かっただろ」
「うん、ありがとう」
外に出ることを渋っていたキミ。キミを連れて来られて、キミの眩しい笑顔が見れて、俺の心も晴れるのだった。
カラフル
「うわっ、すっごいカラフルだね」
「…カラフルすぎだろ」
友だちにもらった、カラフルな飴。キミと食べようと袋を開けると、目に飛び込んで来たのは、カラフル…というより、ドギツイ色だった。
「とりあえず、食べてみようか」
袋から1つ取り出し、恐る恐る口に入れる。すると
「あ、美味しい」
「ホントだ。美味い」
ドギツイ色の飴は、見た目に反し、優しい甘さが口に広がる。
「人だけじゃなく、目に見える物は、見かけによらないんだな」
と思ったのだった。
優しさだけで、きっと
「疲れた」
「辛い」
「大変」
心と身体が痛みを感じたとき
「大丈夫?」
「話、聞くよ?」
気にかけてくれる、寄り添ってくれる誰かがいる。
その優しさだけで、きっと僕は前を向ける、強くなれる。
僕も、誰かのそんな存在になれたらいいな。と思う。
二人だけの秘密
「ねぇ、知ってる?」
にこにこ顔でキミが教えてくれたこと。
「へぇ。良いこと聞いたな」
それは僕にとっての嬉しい情報で、好きなお店の裏メニューを出してもらえる、魔法のような言葉だった。
「二人だけの秘密だからね」
唇に人さし指を当て微笑むキミに
「ああ」
僕は笑って、二人だけの秘密が増えることを嬉しく思うのだった。
5/4/2026, 7:25:29 AM