大雨に、濃い霧。この世界は、私を隠してくれる。誰にも私を聞かせないし、誰にも私を見せはしない。全て遮断するソレに、一体どれほど助けられただろう。毎日流れる、私は涙。罪のこもった、穢れた涙。大雨に姿を隠す。世界がソレを黙認する。「また明日も、大雨の中で泣くんだろうな、いつもの如く」でももし、明日晴れたら、晴れてしまったとしたならば、私の懺悔もバレてしまう。涙の懺悔がかわいてしまう。だから、明日はまた、雨を降らせて。
8/1/2023, 11:36:40 AM