ゆいに

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新人「え、まず開示しておく秘密は私がありえんくらいの高齢出産で母子共に死にかけて産まれてきて出生時、呼吸してなかったことですかね」

さらりとお題をクリアして設定に入る新人である。


場所 新人の実家(というか家)
登場人物 新人と新人の母

シチュエーション
晩御飯の時間
つけっぱなしのTVは新人母のアツい希望により男子バレーボール世界選手権

新人(運動全般全く興味ないが、良かれと思って)「実際男バ(男子バレーボールを指す)のどこが魅力なんですか?若い肉体?イケメンの、飛び散る汗!跳ねる肉体!友情と努力!勝利!」

母「それ」

新人「若い肉体!爆ぜる肉!」

母「肉は爆ぜない。努力と勝利」

新人(やや残念そうに)
「チームワークとか。でも本当に?お気に入りはどのポジションで?」

以下謎の名前が羅列されるが新人にはドレミファソラシドにしか聞こえない。


新人「そうではなく、網の先っちょでボールを打ち返す奴とか、後ろから球を寄越してくる奴とか」(新人にはスポーツの語彙が無い

母「それ、チームワークで、皆んなで、ギリギリで球を撃ち落とす!」

新人(やや残念そうに)
「そういうアレですかー 私は女子バ(女子バレーボールを指す)で一番後方の女が敵方から遠距離攻撃で枠ギリギリを狙われた時に高速で長距離走り込んでギリボールを拾い上げセンターの奴にボールを打って渡すのですね!」(じまんそう)

母「・・・・・・・」(良さがまるでわからないと言った風)


新人(気まずそうに)
「わたくし高橋一生が生物学の講師をやってるドラマの再放送見に上がりますんで」

ザッと幕が上層から雑に切り落とされて舞台に落ち、舞台自体は丸裸だが気にせず新人の母はバレーボールに興じる。





6/5/2024, 10:38:18 AM