#12 12歳の私へ
こんにちは12歳の私
君は1年後の13歳の誕生日に超能力【念力】に目覚める
最初は大した能力じゃない…でも、それを鍛える方が良いと思うぞ
やがて念力の力を大きくできるようになる。
物を数m浮かすとか移動させるとか、その程度は訓練すれば2ヶ月もかからないから安心しろ
それを鍛え続ければ、やがて君は超長距離まで念力を飛ばしその念力に視覚聴覚まで備え付けた千理眼を身につける事が出来る
更に鍛え続ければ日本の真裏ブラジルまで念力を飛ばし覗き見る事も可能だ・・・もはや万理眼だ(笑)
もっと鍛えれば念力で自分の体をマッハ10で飛ばし その衝撃に耐えるバリアも念力で作ることだって可能だ
簡単に世界中移動できる(笑)
やがて気がつけば君は地球を真っ二つに割れるらいの念力が手に入れる時がやがて来る
その気になれば局地的に一部の建物だけ震度6の地震発生なんて余裕だ…
しかし、その力を持っていても使う場面はまず訪れない。
まあ私はある程度の信用のある人脈が作れたので金儲けに利用はしたがな…おかげ様で金には困っていない…
だが・・・
異世界からモンスターがやってきたり。超能力者同士が現れてバトル、エイリアンが地球外から来るのでバトル、死人が蘇ってなんてイベントは全くない…。
ただ毎日 退屈な普通の日常が訪れるだけだ…
私は非現実的が訪れるのをずーっと待っていた。
しかし何も起きない…あ〜現実は残酷だ…いつまでたっても非現実的なイベント等やって来ない。
気づけば60歳を超えていた…そこである事を思い浮かんだ
非現実的が来ないならコチラから作ってやれば良い…私のように日常に退屈し非現実的に憧れる人間はきっと表に出さないだけで沢山いると思う…特に今の君みたいな若い年代にきっと多いと思う。
そういう人達に非日常を君が影で作りだすのだ。
君が地球を何やかんや危険に陥れる危険な存在を作り出し。
それを阻止する正義の謎のヒーローみたいなものも作り出せばいい。戦隊者でもバットマンでもスパイダーマン的な感じでも何でも構わない。
ようはマッチポンプだ(笑)
楽しいと思わないか?
君は地球の真裏まで見聞きし何なら会話さえやがて可能になり
マッハ10で移動し 広範囲に念力式竜巻や地震やら 起こすことが、やがてできるようになる
そこまで到達しなくても30歳なる前くらいには今言った能力の半分くらいの力が出来るようになる。
君ならその力を使って超能力で誰にもバレる事なくヤラセで悪の組織とそれを阻止する存在をつくる事がやがて可能になる。
私のような退屈な一生を送るのが嫌ならやってみないか?
おそらく念力を鍛え続けれ20歳くらいになったら念力式視覚聴覚込みの千里眼くらいは使えるようになる
それを使ってマッチポンプを行う為の手伝いをしてくれそうな人をまずは探してみてはどうだろうか?
女性の裸を視覚付き念力で覗き見とか考えてる場合じゃないぞ(笑)
それも楽しいかもしれないが…もっと楽しい事が出来るぞ・・・。
まだ能力に目覚めるまで1年ある…よく考えて欲しい。
今60歳を超えた私は念力を使って表立って出来ない仕事を沢山抱えている
それも非日常的かもしれないが、ずっと同じ事を繰り返すライン作業と同じだ、やっていても飽きてくる。
私にも君に向けて書いたような面白そうな事は理論上出来なくはないが…やりきるバイタリティも体力も衰え始めている…このまま何事もなく無駄にものすごい超能力は一部の人間を覗いてほとんど知られること無く日常という何も起きない現実に押し潰され消えていく…
だからもし君が私のように退屈な一生を送らないように 今私が書いた事を実践するのをオススメする。
それでは50年後くらいに会おう
60歳を超えた君より
━━━ᗢᘏو<災害級超能者の手紙━━━━
【あの頃の私へ】
5/24/2024, 11:11:46 AM