圧倒的にペンギン

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【心の健康】

腹が減ったし、おにぎりでも食べるか。
私はいつものようにコンビニへ行くとおにぎりを頬張った。
「困ります。お客様」
店員らしき人に止められた。
まずい。お金を払うのを忘れていた。

「ちょっと言い訳をさせてください・・・実は」
ここは正念場だ。

「テメーの顔が気に食わねーからだよぉぉぉー」
私はおにぎりを吐き出し商品棚を蹴飛ばした。

やってしまった。
穏便に謝るつもりが、みすぼらしい店員のせいでいつもの発作が出てしまった。

しかも棚はドミノ倒しになり店は壊滅状態だ。
仕方ない警察を呼ばれる前に帰るか。

しかし。
「私は警察署の方から来たものだ」
振り向くと警察官と思わしき人物がマサカリを構えている。
警官は言った。
「これだから高卒ニートはクズなんだ。学のないものは犯罪しか起こさない。殺すしかないな」

なんの根拠もなく人を無職呼ばわりとは。
心が荒んでいるに違いない。
私は逃走を中断し戦う決心をした。

─ここまで全員無職

8/13/2023, 12:04:03 PM