汀月透子

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母は昔から損な性格だった

人の分までおせちの支度をして、
大晦日でも紅白も見ず正月の支度して、
元旦は誰よりも早く起きて雑煮作って、

正月休みだからとゆっくり過ごすこともなく、
年始の客をもてなして、
料理作って酒出して、
親戚に気を遣って、

松の内が過ぎたら過労で寝こむ人だった

そんな貴女みたいな人生は送りたくなくて
早く家を出たけど

煮しめを作ったら貴女と同じ味だったよ
貴女と同じように、紅白の歌を背中で聞きながら元旦の雑煮のだしを取っているよ

紅白が終わって「ゆく年来る年」が始まる頃
ようやく座って年越しそばを食べて

「良いお年を」

そんな貴女の声を思い出す
大晦の夜

──良いお年を。

──────

あけました。

9月からリハビリがてら「書く習慣」始めて、1日1本1000文字以上のお話を書いてますが。
なんとか100本書けました。

1本書くと、あっこーいう視点でも書ける?とか、キャラが暴走したり、とか。
こういう感覚は学生時代以来です。

読み返してブラッシュアップして、ここに載せたのとは微妙に異なるお話もあります。
なんか、形になるようにしますかね。今年のささやかな目標。

今年もよろしくお願いいたします。

12/31/2025, 2:06:12 PM