遅くまで飲んだ次の日の朝。
目覚ましもかけず、自然に目が覚め、時間を確認する。
出勤する日と同じくらいの時間に起きてしまったことを悟り、寝直そうとすると、ふと部屋の中に光が降り注いでいることがわかった。
カーテンは閉めているものの、外はもう明るいことがわかる。
厚いカーテンは開けて、レースカーテンだけの状態にしてみると部屋の中に明るい光が差し込む。
柔らかな光は、隣で寝ている彼の顔をそっと照らした。
穏やかに眠る彼の顔が、優しく包まれる。
彼が眩しそうにしていないことを確認し、私もまた眠るために彼の顔を撫でて布団に潜り直した。
そんな日曜の朝。
10/16/2022, 10:12:47 AM