恋するロマンチストな乙女

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#ぬくもりの記憶
可笑しいな…最終的には、自分で終わらせた恋のはずなのに…今更、何故、浮気相手でツインレイの彼のぬくもりの記憶を思い出しているのだろうか…明日が来るのが怖い。そう思ってしまう程、先週も会ったはずの彼の姿。それをまるで見に行くかの様に、私は、また明日も彼と出会いの場だった職場の最寄り駅へ向かうんだ。旦那と一緒だから、怖くない。そう思っていたって、やはり怖い。一人になった後、彼と出くわしたら、私、何をすれば…何を話せば…まだ彼が私に対して未練タラタラなのも分かりきっているのに…彼と2人になってしまったら、きっと、また、あの時のように…彼の手のぬくもり。彼のファーストキスを奪った柔らかい唇。彼が抱きしめてくれたぬくもりと同じ歳なのに、大きなガッチリした男の背中。彼の温かい全てのぬくもり。そう、きっと、明日でこれからの2人がどうなるのか、全てが決まる。ツインレイのサイレント期間終わりの再会は、きっと、明日で最後になるであろう。彼は、きっと、まだ可能性があると信じ、私を待ち続けてる。そんなのは、分かってる。あんだけ、傷付いたからもう恋なんかしないと言いながら私に対して未練を残し、私にまだ恋をしていて、私をまだ待ち続けている。そんな彼に、私は、何が出来るのだろう。もうきっと、二度と感じる事が出来ない彼の温かい優しいぬくもり。私は、本当は、今もこれで合ってるのか、分からずにいる。本気で愛してくれて、沢山覚悟を決めてくれた彼を捨て、旦那の元に戻って正解だったのか。だけど、旦那に戻ったからには、旦那には、そんな事考えてるのがバレないように、旦那と上手く過ごす。ただそれだけ。もし、彼と過ごすクリスマスがあったら、どんな世界観だっただろうか。そんな事ばかり考えてしまう私は、天ノ弱。

12/11/2025, 8:49:38 AM