ふいに鳴った電話から貴方の声が届く駅まで迎えにお気に入りの傘を開いて一人雨の中、見慣れた道を歩いてゆく何かを思い出しそうだったけれど…人と雨に当たらぬ様に意識を逸らす駅のホームで貴方が手を振っている走り寄ってから思い出したの家で待っている、もう一本の傘の事を近くの店で買おうかと伝えたけれど貴方は慣れた様子で私の傍へ寄ってたまには一緒の傘で帰るのも良いねそう言って、優しく笑っていた。 ー 相合傘 ー
6/20/2024, 3:21:02 AM