『君を照らす月』夜明け前の東の空に誰も知られず月は姿を現し、そして、早朝のシンとした静けさの中かすかに光る。そして、誰にも知られず沈んでいき、そしてまた、皆が寝静まった時に月は起きる。まるで君は、月のようだ。誰にも知られずただそこに居て、そして、誰にも知られず消えていく。けれども、それでも、君を照らす月は美しくて、届かないと分かっていても手を伸ばし続け、空を切る。
11/16/2025, 2:36:11 PM