Rutu

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私の夢の旅路の果てに…
幼馴染くんは今日、学校に来なかった。双子の弟くんが熱を出して具合が悪かったから。コロナって結構厄介なんだよね。
ーあーあ、つまんないのー
え、待って。今、なんて思ってた!?私、幼馴染くんがいないのを…

いつもより視界が寂しい。幼馴染くんは笑ってない、というかいない。私は幼馴染くんを目で追っていたということを改めて知る。だって、あんな事言うから…そんな事を考えていた時、私はふと思い出す。ある日の夢の話。

知らない道。見覚えのない苦しいスーツ。体は家へ向かっていた。言うことの聞かない体は家の鍵を開けた。ドアを開けて、寝室に直行。お、幼馴染くん!私が目にしたのはベッドでテレビを見ている幼馴染くんの姿だった。私の胸が高鳴った。幼馴染くんに抱きつき、頭も撫でてもらって、この上ない幸せだった。

「疲れた〜」

「頑張ったね〜ヨシヨシ」

この幸せが続けばいいのに…でも、これは夢、夢かもしれない。私とあなたはどんな関係なの?

「ねぇ、き、君!わた…し」

私の夢の旅路の果て…幼馴染くんの答えを聞くまもなく途切れてしまった。
え、待って。この夢が示している事って…

1/31/2023, 11:50:08 AM