「あらまあ今日は寒いから、
お紅茶淹れようねえ」
そう言って義母は、
いつも美味しいお茶を
淹れて迎えてくれた。
茶道を習っていたおかげなのか、
紅茶でも煎茶でも、義母の淹れるお茶は
何でも美味しかった。
ちなみにその茶道は、
足が痺れるからと辞めてしまったのも
天然エピソードのひとつだ。
天然で、いつも笑顔で、周りに愛され助けられる義母。
対照的に、実母を思い出す。
友達は数えるほどで、条件付きで人を愛し、
助けなど拒む実母。
この2人が私の人生に
居る意味は何なのだろうか。
そんなことを思ってると紅茶が冷める、
早く頂こう。美味しいうちに。
10/27/2023, 2:12:27 PM