SNSで流れてくる、キラキラした青春。
仲間と眩しい笑顔をカメラに向けて、手には花束と卒業証書を持って。
「3年間ありがとう」
って、在り来りな言葉を並べてる。
そうは言っても、羨ましくて、目頭が熱くなった。
3年前、新しい環境に怯えていた時、それでも青春を謳歌することを、楽しみにしていた。
新しい環境なら、自分は輝けるとどこかで思ってた。
でも違った。
私は、所詮は傷物。腫れ物。余り物。
選ぶ側じゃなくて、選ばれる側。
気づいてしまった。それから、人の目を見ながら話すのが出来なくなった。それを出来るようにするのが目標だったのに、残念。
どんどん、自信をなくしてく。
私なんか居なくてもいいんだと、気づいてく。
ただ、SNSにのせるほど輝いていなくても、俯いていても、見えるのは、指に繋がった糸。絆。
貴方たちは、きっと知らないだろうけれど。
唯一ちぎれなかった、絆。
私はそっと、自分の指にキスをした。
3/6/2026, 1:49:05 PM