「cute!」
予報では今日は1日晴れなのに、突然雨が降ってきた。傘を持っていなかった私は上着を頭に被って屋根のあるところを探して走っていた。
突然、ドンっと衝撃があった。
尻もちをつく私の反対側で同じく尻もちをつく彼。
「괜찮아? (大丈夫?)」
直ぐに立ち上がって優しく手を差し伸べてくれる彼。
「あ、え、えっと…。」
とっさの出来事に困惑して座り込んだまま、あわあわしていると、彼がクスッと笑った。
「cute.」
その微笑みを見た瞬間私の心は鷲掴みにされてしまった。これが、私と彼の始まりだった。
2/27/2025, 10:46:26 AM