こんな夢を見た。幼い頃の私が昔住んでいた家を探索している。昔の私は怖がりで、母親の後ろにひっついて離れなかった。薄暗い廊下を歩きながら、何故怖がりになったかを考える。昔の記憶があいまいなのでよく覚えていない。だが多分、常に薄暗いこの家自体が不気味だっただけだ。特に照明がなく昼でも薄暗い廊下は、子ども心にお化け屋敷のように思えたんだろう。歩くたびにギィ、ギィと音を立てる廊下を進む。廊下の突き当たりに妙に古い引き戸を見つけた。
「…?こんな場所あったっけ…」
ガタガタ動かしていると、指が一本入るかどうかの隙間が出来た。流石に開かないか。隙間からのぞくと、一対の目があった。ビクリと肩が上がったが、親がのぞいてるだけと言い聞かせる。すぐにそれは違うと気づいた。幼い私の目の高さに一対の目が縦に並んでいたから。そして思い出した。引き戸の部屋は物置でロッカーのように縦に長く、横に寝転がれるスペースなどないと。
3/16/2026, 11:25:53 PM