ことり、

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遠い日の記憶

ボクはお母さんと集落から外れた
掘立小屋に住んでいた

お母さんは目が不自由でさ、
何をするにもボクに頼ってくれる。

木の実拾いに出る時や
果物取りに行く時
水汲みに行く時
ずっと手を振ってくれてさ。

「帰って来たよー」っていうと、
ほっとした顔して出迎えてくれる。

お母さんは凄いんだ、目が不自由なのに
編み物や土器作りが得意。

お父さんは、知らない
ボクの小さい頃から居ない。

ボクは小さい頃、病気?に
かかったみたいで、
人よかちょっと小さいけど、元気だよ。

寂しくないよ?
着てるものは何年も着ている
鹿革の一張羅だけど
友達は虫や小鳥や…

こんな楽しい日々が
いつまでも続くといいな。

〜縄文時代はおよそ13000年くらい前から
2300年くらい前まで、約1万年間続く〜

7/18/2023, 3:54:24 AM