久しぶりの休日
早朝から起きていた弊害で
昼過ぎに寝てしまったら
夜は寝れなくなってしまった。
寝れないのに
思考が働かなくてぼーっとしていた。
久しぶりにあった友達が可愛かったとか
あの時と変わってなかったとか
考えていたら
手のひらに違和感がした。
見ると手のひらには宇宙が広がっていた。
頭がモヤモヤふわふわしていたからなのか
分からないが
不思議と驚きはしなかった。
右手に広がる宇宙に
目を奪われていた。
きっと夢と現実の区別が付いていなかったんだ
私は惑星に触れようとした。
強力な磁石のS極とS極のように
私の手と惑星は強く反発した。
なんだ触れないのか。
少し残念な気持ちになりながら
僕は寝転がった。
今日はもう疲れたな
手のひらの宇宙はまだ私の右手に広がっていた
─────『手のひらの宇宙』
1/19/2025, 1:14:34 AM