とある恋人たちの日常。

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 アラームより早く目を覚ますと、閉め忘れたカーテンからうっすらと光が差し込んで眩しい。
 
 スマホに手を伸ばして時計を確認すると起きる時間より30分くらい早くて力を落とした。
 
「ん〜……」
 
 背後から気の抜けた愛しい彼の声が聞こえる。
 
 スマホの光で起こしちゃったかな。
 
 すぐにスマホのライトを消して彼のそばに近づくと彼の手が私を抱き寄せる。
 
 彼の腕の中は、その体温と彼のすっきりとしつつも優しい香りに包まれた。
 
 あったかい……。
 
 背中に当たる日差しと、彼の安心感に包まれて、また眠くなってしまう。
 彼の腕の中で光が届かないから、より睡魔に襲われた。
 
 
 
 
おわり
 
 
 
二〇〇、光と闇の狭間で

12/2/2024, 12:58:45 PM