無意識

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‹街の明かり›

17時の鐘の音。雪の降る町。
街の名前はツンベルギア。
この街に今日到着した。ここで有名なお土産は、綺麗なスノードーム。
ここツンベルギアの街を再現してある。そしてすごいのは、電池を入れると街の建物一つ一つが光る事だ。
職人技で、できる人は10人にも満たないらしい。そのおかげでスノードームはとても高い。
「この題名ツンベルギアのスノードームください。」
と俺が言う。店員さんはびっくりしていた。そりゃそうだよな。だって1つ10万円のを簡単に買っちゃうんだから。
俺はお土産を買って店を出た。
この街の一番奥に展望台があるらしい。皆はこの先ちょっと行った展望台所に行くらしい。なんでかって?
一番奥の展望台は山道を超え川を通りやっと着くらしい。
「よし、登るか!」と自分に気合を入れる。

「はぁはぁ、ふーうぅ」やっと登れた。何時間掛かった?
ふと前を見る。
「えっ」そう、そこには絶景が広がっていた。
肩の力が抜け、崩れ落ちる。
「なんて、綺麗な街の明かりなんだろう。」と言う。
君との約束の場所。一緒にこの景色を見た時の事を思い出す。
君の瞳に街の明かりが移りとても綺麗で…「なんで死んだんだよ!」そう俺は叫んだ。
ツンベルギアの花言葉は美しい瞳
このスノードームが君の瞳だったらいいのに(泣)
俺も行くね!と笑顔で崖から落ちた


7/8/2022, 5:24:43 PM