※どうしても…
【連載100回記念特別カラー!】
「ねえ、それ本当に何か必要なものが出来るの?」
女がそう聞くと、男は強く頷いた。
「俺の求める至高のパンには、必要なんだ」
男の目の前には、フルーツの入った幾つかの瓶。
(……転生者っていつもこんなんばっかり)
女は辟易していた。
冒険者ギルドの受付嬢だった自分が面倒を見てる男は、チキュウの知識でいつも意味不明なことをする。
見てからのお楽しみ!とか言って、説明のひとつもしない。それなのに材料を揃えろと無茶を言う。
(面倒臭いなぁ……)
【転生先で食生活を改めてさせられまして~知識だけでもあって良かった~】
【第100話 イースト菌をどうしても…】
5/19/2025, 11:30:02 AM