ジーキャー

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時間が止まって欲しい。そう願うのならば、昼寝している時だろうか。心行くまでぐっすりと眠ってリフレッシュしたい。
しかし、そうすると時間がかかってしまう。1時間の昼寝が、3.4時間になってしまう。本格的の睡眠に移行しかねない。それでは、時間が勿体ない。
 だが、時間を止められるならどうだろうか。もし、止められるのならば、昼寝前に止める。そうすれば、いくら眠っても時間が進んでいない。
起床して、時間停止を解除すればリフレッシュした状態で活動できる。実現可能ならば素晴らしいと感じられるだろう。
 けれど、ここで問題がある。どうやって時間を止められるのか。どうすれば時間停止を解除できるのか。できたとしても、何らかの代償を支払わなければならないのか。その代償とは何なのか。
他にも、どれくらい時間を止められるのか。時間停止の範囲はどのくらいか。人間の手に負えることができるのか。等々。
挙げだしたらキリが無い。それくらいに問題がある。それらをクリアしなければ、時間が止まって欲しいとしても、単なる妄想に終わるだけだ。
 だからこそ、時間停止は現実的に不可能なのだろう。心境的は別として。
 心境的に考えるならば、楽しい時間は早く終わってほしくない。楽しい時のままで止めて、思う存分楽しみ尽くしてから、時間停止を解除したい。
 悲しい時間は早く過ぎ去ってほしいものだ。時間を停止してどっぷりと悲しみに浸り抜く。その後、悲しみが過ぎ去った時間停止を解除すればいい。
 嬉しい時も楽しい時と同じだろう。その気持ちを感じたままに時間停止して、感謝の言葉を考えたり、手紙にしたためる時間にしたりできる。
 苦しい時は、その苦しみが早くなくなってほしいものだ。原因が分かっているときは特にそうだろう。原因不明の苦しみは嫌だが。
 怒れる時もあるだろう。その怒りの気持ちを抱え込むのではなく、手放すために時間停止するという手もある。何らかの方法で発散する時とか。それで、発散後に時間停止を解除したりとかな。
 喜怒哀楽に分けて考えたりすることもできた。実際にできたらいいが、高望み過ぎるものだろう。
 生きている限り、時間の流れに従うしか、人間には、生き物には、できないのだからーー。

9/20/2024, 6:45:10 AM