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誇らしさ

私は営業として城下町付近をエリア担当していたことがある。

最初はがむしゃらに営業に取り組んでいたものの、なかなか成績が上がらず、焦りを感じていた。


ある日、お客様との何気ない会話の中で、祖先が武士であることが分かったので、そのことを褒めてみた。

すると、お客様は笑顔で誇らしげに、その話をしてくれた。

その時の表情には、まさに「誇らしさ」が溢れていた。

それ以降、私は何がその人にとって誇らしいことなのかを見極めるようになった。

ある方は家族の事を。

ある方は職業の事を。

ある方は故郷の事を。

それぞれが誇りに思っていることを見つけ出し、賞賛した。

その結果、信頼関係を深めることができ、少しずつだけど成績も上がるようになった。

しかし、私自身がそんな誇らしい表情を浮かべる瞬間は、まだ訪れていない。

私もそんな顔をしたいのだ。

誰が成績上げに来ないかなー

8/17/2024, 5:24:52 AM