ドリルザメ

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何より寒い日の真っ暗な時間

目が霞むほどの煙で前が見えない

冷たい上半身を焦らして

支える下半身をゆっくり慣らす

徐々に沈んでいく身体

気分も体温も高まる

二人で水入らず、水の中に入る夢を見るも

一人だとしても、足りないものがある

「一体なんだっけ?」

「きっとこれだ」

――サメの言うことにゃ、

ゆずの香り

12/22/2024, 3:57:11 PM